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伝わるか、伝わらないか。
一生懸命作ったチョコレート。
渡せるか、渡せないか。
一人じゃどうにもならない。
痛い、って言うのが一番ぴったりあてはまってたと思う。
指先がつめたい。
いや、指先だけじゃない。
冷たい雨が髪を濡らし、頬を冷やし、涙腺をゆるませた。
ただ熱くなるのは目頭と心臓だけ。
とくに心臓なんてこのまま燃えて灰になってしまいそう。
偶然だ。
本当にほんとうの偶然。
まさかこんなことになるなんて。
どうせなら、何も知らない方が幸せだった。
意識が遠のく。
耳元に聞こえているはずの雨音が遠くに聞こえる。
意識が遠のく、遠のく、遠のく。
世界が白紙にもどった。
や…病んでますか?私。
いや、病んでるとかそーゆーんじゃないんです。ただの思いつきです。